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[トヨタ:レクサス]

2017年05月08日

20プリウススマートキー全紛失

 トヨタ・プリウスの鍵

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1997年、世界に先駆けてトヨタが実用化を果たしたハイブリッドカーのプリウスですが、鍵の仕組みも大きく変わってきました。初代発売時点から積極的にイモビライザーを導入し始め、2003年、20系プリウスからは、全車プッシュスタート方式のスマートキー型となり、イモビライザーが標準搭載となりました。しかしながら、この頃の鍵はまだ現在のスマートキーのような完全体にはなっておらず、20系前期型は見た目は箱型のスマートキーのように見えますが、スマート機能がない「スマートキーレスキー」となっております。スマート機能が無いため、プッシュボタンを押すだけではエンジンを掛けることが出来ず、鍵をスロットインに挿しこむ必要がありました。20系後期型以降は、現在のようなプッシュスタートボタンを押すとエンジン始動が出来るように変わってきております。20系プリウスでお問いわせを頂く場合は、エンジン始動の際、スロットインにスマートキーを差し込んでエンジンを掛けていたかどうかを教えて頂くと、よりスムーズな対応が可能となります。

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プッシュスタート方式のプリウスにはイモビライザー機能が入っています

スペアキーの作製や紛失状態からの鍵作成など、新たに鍵を追加するケースでは、「盗難防止装置:イモビライザー」が搭載されているかどうかにより、作業内容や見積が変わってきます。イモビライザーの機能を簡単に説明いたしますと、プリウスの車内に小さな制御用コンピューターが入っており、プリウスの鍵にもチップ型の通信機が入っております。あらかじめ、車内のコンピューターには利用する鍵が登録されており、その鍵以外では、「エンジン始動」が行えないように制御してあります。そのため、イモビライザー機能が搭載されているプリウスで新たに鍵を追加するのであれば、車内コンピューターの編集作業も必要となります。

20系は前期型と後期型では大きく異なります。

ここ数年来で、鍵のシステムは大きく変わって来ています。元々は、「シリンダー型」と言われる、鍵自体をイグニッションに挿して回すというのが、当たり前でしたが、利便性の追求から「シリンダー型」に遠隔でドアの開け閉めが出来るリモコン機能をつけた、キーレスキーが開発されました。そして20系前期型の頃には、ボタンを押してエンジン始動する、「プッシュスタート型」に移行してきます。そのため、挿しこむ鍵の形状が現在主流のスマートキー型(箱型)のものとなっていくのですが、前期型の頃にはまだスマート機能はないため、スロットインという差し込み口に箱型の鍵を差し込んで、その次にプッシュスタートボタンを押す必要がありました。言い換えれば、鍵の形状こそスマートキーに見えますが、実際は、単なるキーレスキーであります。20系後期型になると、現在のスマートキー同様にスマート機能が搭載されますので、鍵を持っているだけで、プッシュスタートボタンを押して、エンジン始動が可能となります。

スマートキーの中に入っている鍵の形状は、特殊形状です

トヨタ車で多くみられる鍵の形状
内溝タイプのウェーブキー
トヨタ車で多く見られる内溝にギザギザを作る鍵の形状は、「ウェーブキー」と呼ばれ、一般的なギザギザタイプの鍵に比べセキュリティーが強固になっているのが特徴です。ギザギザに外側を削る鍵とは異なり、内側を削っていくため、専用の機械が必要となります。そのため、ホームセンターなどの一部の設備しか設置していないところでは、お断りされるケースが多くなってまいります。また、鍵の閉じ込めなどで、開錠作業が必要な場合も作業料金が異なってまいりますのでご注意下さい。セルシオ、クラウン、プログレ、アリスト、アルテッツァ、ハリアー、ランドクルーザー、ウィンダム等の高級車がこのタイプの内溝キーが採用されていましたが、近年ではヴィッツ、ヴォクシー、エスティマ、カムリ、プリウス、ベルタ等の車種にも採用されています。トヨタ車のスマートキータイプの多くは、「ウェーブキー」を採用しております。p3p4

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